「ピーリング」って何?

「ピーリング」って何?

ピーリングとは、英語の”剥く”という意味を持つ”peel”を語源としています。
薬剤を用いて皮膚表面の余分な角質を除去することで、肌のターンオーバーを促す施術です。
健康な肌のターンオーバーは通常28日と言われていますが、ホルモンバランスや加齢・ストレス・紫外線の影響・化学物質など外的要因によって、サイクルが乱れやすく、本来は自然に剥がれ落ちていくはずの不要な角質(垢)が肌表面に蓄積してしまいます。25歳を過ぎるとその周期は「年齢+28日」と言われています。

若い肌は、肌のターンオーバーが正常に行われるのでメラニン色素の沈着などで出来たシミやくすみは早々に垢として剥がれていきます。
しかし、年齢を重ねた肌はターンオーバーが遅く、シミやくすみはなかなか垢として剥がれません。この結果、年齢とともにシミが増えるということに繋がります。そこでピーリングを行うと、皮膚表面の古い角質を取り除くことができるので若い綺麗な肌を表面に出すことが出来ます。

古い角質や汚れが取り除かれると、艶のある若々しい肌が表れるので、頻繁にピーリングを行う人もいるかと思います。
しかし、過剰なピーリングは逆効果です。
角質は死んだ細胞の集まりです。角質がたまっていない状態の肌にピーリングを行うと、角質層の下の生きた基底膜の細胞にダメージを与えてしまうので要注意です。

ピーリングの種類は大きく分けて3つ、医療機関で行うピーリング(ケミカルピーリング・レーザーピーリングなど)、エステサロンで行うピーリング(ガリレオピーリング・ララピール・ハーブピーリングなど)、自宅で行う市販品のピーリング(洗顔石鹸・拭き取り化粧水)などがあります。
それぞれに使える薬剤や手法に違いがあるため、効果の表れ方にも違いがあると言えます。